後悔しない墓じまい。流れ・費用・注意点をやさしく解説

                                               2025/6/26

お墓は先祖を想う大切な場所。
けれども、「この先、自分たちで管理しきれるだろうか」と悩む方が増えています。
そんな中で選ばれているのが、“墓じまい”という方法です。

弊所は「宅地建物取引業」の免許を取得しており、
行政書士業務と併せて事業を行っております。

このページの目次

なぜ「今」墓じまいを考える人が増えているの?

最近、「お墓をどうするか」というご相談がとても増えています。

  • 遠方にあってお参りに行けない
  • 自分の代でお墓をしまいたい

  • 子どもに負担をかけたくない

…といった声がよく聞かれます。

特にお盆や法要の前後は、家族でお墓の将来を話し合う機会にもなりやすく、

「そろそろ墓じまいを」と動き出す方が多い時期です。

墓じまいと改葬って、どう違うの?

「墓じまい」はお墓を撤去し、使用権を返還することです。
一方「改葬(かいそう)」は、遺骨を別の場所に移す法的な手続きをいいます。

多くの場合、墓じまいには改葬が伴いますが、
中には遺骨を散骨したり、合祀(ほかの人と一緒に供養)するケースもあります。

墓じまいの流れ(改葬をする場合)

一般的には以下のようなステップで進みます:

  1. 家族・親族と相談し合意を得る
  2. 新しい納骨先を決める(納骨堂、永代供養、寺院など)

  3. 改葬許可申請書を役所に提出する
     ※新しい納骨先が決まっていないと申請できません

  4. お寺や霊園で「閉眼供養(魂抜き)」を行う

  5. 遺骨を取り出し、墓石を撤去して更地に戻す

墓じまいのときによくあるお悩み
  • 親族間で意見がまとまらない
  • 寺院から離檀料を請求される

  • 新しい納骨先を探すのに時間がかかる

  • 墓石の処分費用が想定より高い

こうしたお悩みは珍しくありません。
当事者以外の第三者がサポートすることでスムーズに進むことも多くあります

墓じまいにかかる費用の項目(目安)

費用は場所・石の種類・寺院との関係などで異なりますが、主な項目は以下のとおりです:

  • 閉眼供養(お布施)
  • 墓石の撤去・運搬費

  • 墓地の更地化

  • 新しい納骨先の費用(永代供養・納骨堂など)

  • 改葬許可申請の事務手数料

  • 遺骨の移送・納骨費用

このような方は早めの準備をおすすめします

  • 高齢になりお墓の維持が難しくなってきた

  • 実家が遠方で管理や供養が負担になっている

  • 子どもにお墓のことで迷惑をかけたくない

  • お墓の将来について気になっている

 

墓じまいは、“子や孫に負担をかけたくない”という気持ちからの終活として広がっています。

 最後に

お墓をしまうという決断は、簡単なものではありません。
でもそれは、先祖を大切に想う気持ちがあればこそです。

私たちは、そうしたお気持ちを大切にしながら
行政手続きのサポートはもちろん、寺院や石材業者との調整などもお手伝いします。

「何から始めればいいかわからない」という方も、どうぞご相談ください。
“自分らしいお墓の整理”を、私たちと一緒に考えてみませんか?

不動産の売却・相続手続きは、
弊所にお任せください

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